夏に鳥に会うために、標高の高い所などに行く方も沢山いるようですが、そんな時間も中々作れないので、何とか近場で会えないものかと、神奈川では超メジャーな大山に行って見ることにしました。
標高1252m・・・果たしてどうなることやらです。
本当は昨日の予定だったのですが、ここのところの暑さでバテ気味だったので、土曜日はゆっくり休んで、今日朝6時に車で大山に・・・
ケーブル駅の近くの市営駐車場は一日1000円なのですが、少し下の第二駐車場は600円と言うことで、400円をケチって第二駐車場に車を止め、土産物の店が並ぶこま参道の裏の、川の流れる脇道を歩いて登って行きました。
川もその向こうの森も中々良い雰囲気で、5月にはサンコウチョウが居たとの話も聞きましたが、今日は鳥の囀りは聞こえてくるもの、姿を見せてくれません。

暫く歩いて行くと、何処かで聞いたことのある鳥の声が近くで聞こえて来ました。
見上げると電線にキセキレイらしき鳥がとまっていました。
川にいるならともかく、こんな場所まで来て電線にとまっている鳥は、撮りたくなかったのですが、この後鳥を撮れる保証もないので、まずは証拠の一枚を・・・
しかし、いつもの600mmの望遠を持っての山登りは、さすがに無理だろうと300mmのレンズをチョイスして来たので、ちっちゃ~!!

電線に止まったキセキレイを、幸先が良いと言ったら良いのか、悪いのか・・・
こま参道から大山ケーブル駅まで歩いて、ここからのルートは女坂と男坂の二手に分かれますが、ここは近くに沢が流れる女坂を、迷わず選び登って行きます。
時間が早いと言うこともあり、ハイカーの姿もなく静かな時間が過ぎて、熊は勿論のこと鳥すら出てきてくれません。
聞こえてくるのは、自分用に買ったはずなのに、カミさんのナップザックにつけられた熊鈴の透き通るような音色だけ・・・
信仰の山らしく、途中にはお地蔵さんなどもあり、途中の大山寺の階段には童子像がお迎えしてくれました。
しかし、ここまで登ってくるも、鳥の写真は撮ることが出来ずで、大山寺の境内にフクロウさんが居たので・・・撮りました。
まぁ 鳥がいようがいまいが、こんな静かな場所を歩くだけでも、中々気持ちが良いものです!!

中々変化にとんだ楽しい道のりでしたが、女坂と言いながらも、平場ばかり歩いている者にとっては、石段続きの山道は堪えるもので、阿夫利神社の下社に着いた時には、かなりバテ気味でしたが、大山の名水を飲んで何とか復活!!
・・・と言いながらも、余り体調も良くないので、頂上まで登るのは止めて、予定通り見晴台に行くことにしました。

阿夫利神社の下社から見晴台までは、登りも少なく割と平坦なみちで、鳥の声も聞かれるようになり、途中の二重滝と呼ばれる滝まで来ると、一段と鳥の声が近くに聞こえ、ちょっと期待がもてそうな感じがしてきました。
それにしても、鳥の写真が中々出て来ないですね~(汗)

沢伝いに下から涼しい風が通り、滝がありと言うシチュエーションで、この辺りで待ち伏せしたいところですが、今日は連れがいるので、暫く休憩して再び歩き始めました。
まだ滝が見える場所でしたが、近く木から鳥の声が聞こえてきました・・・声のする方向を確認していると、木陰から何か飛び立ち、近くの枯れ木の天辺に止まりました!!
コルリかな・・・?!
青い鳥だとは思いましたが、距離があるので何の鳥か解りませんでしたが、カメラを覗いて見るとオオルリ~!!
しかしこのカメラ・・・こんな構図や混んだ構図では、ダイナミックAFにしてあると、ピントを合わせるのは最初に選んだフォーカスポイント1点なはずなのに、迷って手前の木にピントが合ってしまい、中々鳥にピントが来ないのです。
まぁ己の未熟な腕のせいなのでしょうが、大慌てでAFをシングルポイントに変えて、連射~!!
山に入ってから本日初めての鳥の写真です。
・・・でも、やっぱり小さいな~!!

大山と言えば鹿!!
最近は山の下の方まで、降りてきているようですが、ハイキングコースの下の沢で鹿がノンビリ食事中・・・栄養が良いのか、毛並みが良いな~!!

やっと鳥の写真が撮れましたが、その後は見晴台まで行って、そこからUターンで阿夫利神社の下社まで戻って来るまで、全く鳥に会うことはありませんでした。
ド素人の夏の鳥なんて、こんなもんさ~なんて独り言を言いながら、下社の少し下の小さな平坦な場所まで来ると、かなり高い木の天辺で鳥が鳴いています。
鳴き声で鳥を判断するほどの才能はありませんし、逆光で鳥の色も解らず、何の鳥かなんて全く解りませんでしたが、とにかくシャッターを切りました
撮った写真を確認してみると、腹が鮮やかな黄色の鳥が写っていました。
キビタキかな~
かなり遠目の下からの写真で、証拠写真にもなってませんが、キビタキですよね~多分・・・?!
黄色って、拡大しないと色も解らい写真で済みません。。。

一応キビタキを写すことが出来たので、上ばかり見ていたのですが、ふと足元に視線を落とすと、少し先の倒木の陰で二羽の鳥が絡んでいました。
慌ててカメラを構えましたが、一羽は下の藪に消えてしまいまい、残ったクロツグミを何とか写すことが出来ました・・・

時計を見ると昼前だったので、ついでに山向こうの日向渓谷を下見することに・・・
これでカワガラスやミソサザイが・・・
なんて上手い話しには、なるはずもありませんが、一度現地を見ておくのと、おかないのでは、大きな違いがある訳で、カメラを持った人には会いませんでしたが、毎週の花を見に来ると言う地元のおばさんからの、情報をもらうことが出来ました。

この渓流と奥に続く日向林道・・・一度は来て見たい場所になりました。

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