YW 顛 末 記 (おまけ)

箱庭
Yomiuri Weekly掲載記事は上の
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  6月に取材を受けた「Yomiuri Weekly」(以下YW))の記事が、8月の末に同誌に掲載された。
取材を受けてから2ケ月以上も経っていたし、こちらから、申し込んだ訳でも無かったので、待ちに待ったという訳でも無かったのですが、やはり本に掲載されて活字になると、格別なものがあります。
まぁ、箱庭が掲載されたからと言って、YWの売上部数が増えたなんて話は、全く聞いたことも有りませんが、その掲載された記事を読んだ仲間内には、この記事が馬鹿受けなのである・・・。
某放送局で放送している「プロジェクトX」の如くに「・・・妻はそう言って任せてくれた。」から始まるコラムと、「日曜美術館」の絵画の説明のような箱庭の花達への表現は、人を感動させずにはいられないだろう。
そして何より、写真は真実を伝えるかという話になれば、きっと箱庭に一度でも足を運んだことのあれば、その答えは、写真は芸術であると答えるであろう。
写真は現実を捕らえていることには、間違いは無いが、書かれてるコラムを読み、その写真を見た一般読者からみれば、掲載された写真の外側の、写っていない周囲に咲く花を想像し、現実とは違うイメージを頭に思い浮かべるに違いないのである。  そういう意味からすれば、この写真は現実の箱庭ではなく、限りなく芸術写真に近いと言えるほどの、素晴らしい出来栄えに見えてきます。
これで、にわか庭師のおやじの写真でも載っていれば、箱庭は千客万来!!ファンレター殺到!!となり、笑いが止まらない・・・ってなことになるのでしょうが、住宅街の片隅に咲く箱庭の花達は、そんなにわか庭師の邪念を、あざ笑うかのように、今もひっそりと静かに咲いています。

・・・で、何が馬鹿受けなんだよ〜?!
何がって、我が家族と箱庭を知ってる人には、その現実とのギャップが受けてるですよ〜!!。。。

取材を受けた時期は、ちょうど春と夏の境目の時期にあたり、よくもまぁ花の少なくなる時期に、半日でこれだけの花を庭中から掻き集め、でっち上げたものだと自分を誉めてやりたいとおもいますぅ〜。。。(YWさんに恥をかかせなくてよかった〜〜。)

最後は真面目に、箱庭をこのように撮ってくれたカメラマンと、とても女性らしい素敵なコラムを書いてくれたライターさん、そして掲載してくださったYWさんに感謝すると共に、今後の貴誌のご発展を祈っております。

2002.09.08


  

70 セ ン チ 攻 防

  近頃のマンションはガーデニングが出来るように、ベランダも広くとってあるところも有るようですが、箱庭の花を植えるスペースときたら、何処をとっても通路のような場所ばかり、せいぜい普通のマンションのベランダくらいの広さしか有りません。
そんな狭い所に色々な花や植木を植えているのですから、植えられている方にとっては、たまったものでは有りませんが、まぁ、こんな環境しかないのですから、人も花木も我慢するしかないのです。
そんなせま〜い箱庭に、このノウゼンカヅラがやって来たのは、4年ほど前のことでした。植えた時には高さも50センチくらいで、小さな木だったのですが、当然の事ながら、木はドンドン大きくなるのです。
冬の間は葉が落ちてしまうので、まだ良いのですが、春になり暖かくなりだすと急成長!!元々壁などを這うように成長していく花ですから、その成長は目を見張らんばかりなのです。
そんな事は、お構い無しに、この木を植えた場所は、裏は隣の家の通路、こちら側は当然の事ながら玄関までのポーチなのですから、その間隔たるや通路を入れても幅1.5メートル!!実際に花が植えれるのは70センチくらいしか有りません。
来年は一体どうなることやら・・・。
毎年葉の落ちる秋には、バッサバッサと思い切って刈り込むのですが、花芽が付き始める頃になると、延びること延びること、人様の家へ入り込むは、ポーチにはみ出すわで大暴れ!!時期はおりしも梅雨真っ盛りで、かくして家の者からは、「傘もさせないから何とかして頂戴!!」と言われる始末です。
確かにノウゼンカヅラを植えたのは、あたいざんすよ〜!!でもね〜、元々植えたいと言ったのは、おぬしではないか!!などと言ったところで、誰も聞いてくれるはずもなく、かくして毎年のようにこの時期になると、ノゼンカヅラとの戦いが始まるのであります。
そんなものは、切ってしまえば良いんでしょうが、元々隣家との境で日当たり良好な場所に植えてある訳ではありませんから、決して花付きは良好という訳にいかないので、出来るだけ枝はそのままに・・・そのままに。。。
まずは隣にはみ出している枝を何とか、我が家に引き戻さねばならぬと、竹で格子を組みラティスを延長し、あとは、まぁ適当に枝を引っ張ってやれば何とかなるわい!!などと軽い気持ちで引っ張ると、パッキ〜ンと嫌な音・・・ゲーッおっ折れた〜〜・・・実際に作業をしてみると、こいつは見てくれよりも中々デリケートな奴で、引っ張る方向を間違えると、枝元からポキン!!一筋縄ではいきません。。。
結局花芽が出始める時期から、竹の棒を使って、あっちを向いた枝の向きを変え、こっちの枝を押し込み、何とかサンドイッチ状態にして、幅70センチの中に押し込めて、今年も何とか咲いています。

まずは場所を決めてから、植えるものを決めるのが普通だろ〜が・・・
まずは、植えるもが先で〜す!!だって何処に植えても結果は一緒ですからね〜!!。。。

2002.07.21


  

睡    蓮    鉢

睡蓮鉢で泳ぐメダカ
  昔から男というのは、何かを飼うことが好きなようで(私だけかも・・・)、飼われる方にとっては、いい迷惑かもしれませんが、子供の時から魚や虫を捕まえては、飼うことが好きで、取ってきた魚を祖父の写真の現像に使う水槽に入れて遊んでいたのを、いまでも懐かしく思い出します。
  今こうして睡蓮鉢の中で泳いでいるメダカを見て、ふとそんなことを考えるようになったこと自体、きっと自分自身が歳をとった証拠なのでしょう・・・。

本当は庭に池でも造って、水辺の植物を植え、魚でも飼いたかったのですが、池を造る余裕も無い箱庭では適うはずもありません。
こういう状況においては、水槽で熱帯魚などを飼うというのが常識的に考えるところなのでしょうが、園芸の一部として魚を飼いたいにわか庭師のおやじには、そんな気にもなれず、何か良い方法はないものかと考えていた時に見つけたのが睡蓮鉢でした。

睡蓮鉢を見て思わず「これだ〜!!」と思ったのですが、横のお値段を見てびっくり!!最近テラコッタのちょっとシャレタ鉢が安くなって、やっと買えるようになったのに、睡蓮鉢のなんとお高いことか。。。さすがに衝動買いをする小遣いも無く、泣く泣く諦めたのは、一年以上も前のことでした。

それから暫くの間は、睡蓮鉢のことも忘れていましたが、一月ほど前に何気なく入った怪しい店で、見つけてしまったのです!!何が怪しいと言っても、その店たるや、中国の陶磁器や置物から、中古の事務机まで、本当にこんな物売れるかと思われるものまで売っているですから、やっぱりこれは怪しい店以外何者でもない!!
まぁそんなことは、欲しいものが安く売っていれば、どうでも良い訳で、逆にそんな店なら当然のごとく値切り交渉へ・・・怪しい店には少しばかり不釣合いなおじさんに、「そこの陶器の傘立てと一緒に買うから、少しまけて〜な!!」などと迫り500円まけさせて金3000円なり、この値段が高いのか廉いのか??ですが、とりあえず念願だった睡蓮鉢を手に入れ、ルンルン気分で家に持ち帰ったのでしたが、鉢だけ買っても当然のことながら、睡蓮鉢には睡蓮が必要なのです。。。鉢のことばかり考えていたので、すっかり睡蓮のことを忘れてしまい、結局睡蓮を買ったら予定外の出費になり (T_T) のにわか庭師のおやじです。

鉢も買い、睡蓮も揃えたにわか庭師でしたが、睡蓮鉢に似合う魚といえば、やっぱりメダカ!!なんでと言われても困るのですが、メダカなんです。。。しかしそのメダカも最近は年々少なくなっているようで、熱帯魚などを取り扱っているペットショップでは、天然のメダカは高くて・・・結局手に入れたメダカは養殖物(?)の一匹35円なり〜!!
まぁ天然だろうと、養殖だろうと余り関係はないのですが、鉢に渕を叩いて餌をやっていると最近では、水面近くでソワソワと泳ぎ、なんと可愛いこと・・・こんな睡蓮鉢の中を泳ぐメダカを見ていると、いつまで見ていても何故か飽きもせず、今日もメダカとお話しているにわか庭師のおやじです。

メダカと話って、おまえ家では誰にも相手にされていないだろ〜って?!
なまじ返事をしない方が可愛いわい!!

メダカのことばかりだけど睡蓮はどうなっているんだいって・・・!!
水温上がると、メダカが可哀想だから、日陰に置いてあるので開花は???ですね・・・きっと
睡蓮咲かせるのが、目的じゃないからこれでいいんだってば〜〜!!

2002.07.01

 

YW  取  材  顛  末  記

  3週間ほど前に「Yomiuri Weekly」という週刊誌の「庭の詩」というコラムの取材を申し込まれた。
こんな機会は滅多にあるはずもないので、気軽に了解してしまったにわか庭師でしたが、雑誌のバックナンバーを見れば、載っているのは個性豊な広々とした庭ばかりで、いつも狭い庭で園芸をしている、にわか庭師にしてみれば夢のような庭ばかりで思わず、すっげ〜〜!!そのうえ今年の箱庭は、3月の暖かさのせいか、ほとんどの花は咲き終わってしまったところなんだから、とてもじゃないが、人様にお見せ出来るような状態ではありません。
二日後にはイソトマの後ろの金魚草の花が萎みました。
  やがて取材の日時が6月7日と決まりましたが、前の週の休みは用事で園芸作業は出来ないので、格好を整えるのは今日しかないと、何とか箱庭の花を掻き集めて、花一杯とまではいかないまでも、何とか格好だけはつけたのが、2週間前の26日!!しかし取材の日が近づくにつれ、前の週までは満開だったキンギョソウの花が散り、多分それまではもつだろうと思っていたジキタリスの花が散り始め、キャンディタフトは、種が出来始めてしまい、毎日が「花よ〜頼むから何とかもってくれ〜!!。。。」
  しかし箱庭の花達は、あれほど世話をしてやっているのに、にわか庭師を裏切り、とても見られた状態ではなくなり完全にアウト!!思わずバッカヤロ〜〜・・・しかし、ここまで花がボロボロになってしまうと、完全に開き直って、かえって思い切りが良くなるようで、取材当日の午前中に箱庭の花の総入替えを慣行することに決定!!(狭いからこそ、こんなことが出来るんですね〜)ついでに完成して送るだけになっていた「エアー冗談」「パクリーヌ」も使って、箱庭総出演だ〜!!(ほとんどヤケクソ状態)

  そして取材当日、普通ならジタバタしても始まらないと諦めて、ごめんなさいなのでしょうが、箱庭では最後の足掻き!!まずは近所の園芸店でポット苗を3つほど買い、そのまま「エアー冗談」に突っ込むという反則技から始まり、メインの花壇は、まるで映画のセットを作るが如きの作業です。  何しろ主役だったジキタリスと、キャンディタフトがいなくなってしまったのですから大変です。  残念ながら代役になる主役級の花は見当たりませんから、まずは箱庭育ちのヒョロヒョロ・背高スカピオサの位置を変え、オキシペタラムと切戻して咲いている元ヒロインのパツラを裏手から引っ張り出して脇を固め、横顔イマイチのイソトマを正面向けて、あとの空いたスペースはロベリアを高さを変えて置いていきます。。。
  うっ!!でも、まだ空きがある・・・  え〜い!!ちょうどキンギョウソウが入るくらいのスペースだから、置いちゃえ〜!!・・・てなことで時間切れ!!

  そして、いよいよお客様のお出迎えと、記者の方を待っていると、車から降りた記者らしき人が、不安げな顔でウロウロ・・・!?。  やっとこちらに気づき、かた通りのご挨拶をしていると、今度はカメラマンの車が、家の前を通り過ぎていき、こちらの方を見て急停止!!。。。どうも花を目当てに家を探したようなのですが、箱庭のあるところは、通りから奥に入っているうえ車が置いてあるので、表からは見えないので・・・
  こんなスタートですから、その後の話はと言えば・・・元々たんなる花好きの、大した園芸の知識も無いにわか庭師ですから、大したことは話せないのですが、記者の方は気配りのとても行き届いた方で、こちらを助けてくれようと・・・
  記  者>
    花を植える(置く)時は何かイメージをしているんですか?。
  にわか庭師>
    ・・・・・  (~ヘ~)ウーン
  記  者>
    何も書いていないキャンパスに絵を書くように配置するとかぁ〜。。。
  にわか庭師>
    (心の中で)お〜っ、そういう言い方もあるんだぁ〜!!
    一応、メインの色のイメージとかは決めるんですが〜・・・
    種から育てていると、咲いたり咲かなかったりで、結局咲いたとこ勝負の博打園芸なんですよね〜!!
  記  者>
    ・・・・  (-_-;)
  てな感じで、最後まで楽しい(?)取材を受けましたが、狭い箱庭を撮るカメラマンの方は大変だったようです。(どちらもかな?!)  何しろ、後ずさりするにも、とく俵状態で後が無い箱庭ですから、撮る方向を変えたり、塀に登ったりと、いやはやご苦労様でした。

---おまけ---
  記事の方は8月中〜下頃に掲載されるとの事でしたが、箱庭では精一杯のお持て成しをしたつもりですが、本当にこんな状態の箱庭の記事が載るのか、いまだに半信半疑なにわか庭師のおやじですが、ここ数週間、本当に楽しい(?)時間を過ごすことが出来たことをYWの記者ならびにカメラマンの方に、感謝!!感謝!!のにわか庭師のおやじです。

2002.06.10